『ジグソー失踪パズル』発売!

tamotsu_yoshida2014-11-27

堀燐太郎『ジグソー失踪パズル』が発売になりました。


うちが出来たばかりのころにWEB連載で(そういうこともやってたのですよ)、
また雑誌「フリースタイル」の初期の頃に、
「おもちゃ探偵ファイル」という「おもちゃ」に関するコラムをやっていただいたことがあるので、
名前をご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。
(「おもちゃ探偵ファイル」は、現在「ジャーロ」で連載中)


堀氏は、都筑道夫氏の弟子ではないのですが、歳下の友人みたいな関係で、
僕が知り合ったのも、都筑氏を介してだったような気がします。
(よく覚えていない)


本邦初(もしかして世界初?)の「おもちゃ探偵」が主人公のミステリで、
「ジグソーパズル」「ドールズハウス」「ポップアップブック(飛び出す絵本)」
「ブリキのジープ」などが出てきます。


ミステリなので、やはり人が死んだりもしますが、
堀氏の人柄なのか、どの作品も、どこか懐かしく、
そしてあたたかく感じられると思います。


本の帯(表4)にある新保博久氏の推薦文を是非読んでもらいたいので紹介しますね。


「子供だったころを忘れていない大人、
どこかに子供時代のかけらを残して、
すれを恥ずかしがりながらも捨てられないでいる、
そんな大人のための
活字で作ったおもちゃ箱」(新保博久


この文章になにか感じるところがあった人は是非読んでいただいて損はないと思います。



フリースタイルとしては、これで小説が二冊目。
『ジグソー』は、夏に出した小森収『土曜日の子ども』と、
まるで正反対のタイプですが、
どちらも絶対の自信のある作品です。


というか、両方とも、
本を読んでいただいた方の「なにか」を、
大いに刺激できるものだと思います。



どちらも是非読んでいただけると嬉しいです。


Amazon、早くも品切のようです。お近くの書店に置いてなければ、
ご注文いただけると幸いです。
(全国どこの書店でも注文できます)

*堀燐太郎『ジグソー失踪パズル』は在庫切れのため、しばらくAmazonでは買えそうにないので、
「honto」その他でお買い求めいただけると幸いです(こちらはまだ在庫があります)。
http://honto.jp/netstore/pd-book_26445924.html


ジグソー失踪パズル

ジグソー失踪パズル

土曜日の子ども

土曜日の子ども