フリースタイル25

tamotsu_yoshida2013-12-25

「フリースタイル25 特集:THE BEST MANGA 2014 このマンガを読め!」が、
たぶん本日あたりに発売になります。
(曖昧な言い方なのは、もうすでに並んでいる書店もあるため。
本の流通というのはじつはなかなか難しいです。。。)


2004年の年末から発行を始めた「このマンガを読め!」ではありますが、
これまで10冊出したことになります。
(「フリースタイル」の特集となってからはこれで4冊目です)


10冊と、くぎりの数が出せたことは感慨深いものがありますね。


思い返せば試行錯誤の10冊でした。


最初の「このマンガを読め!2005」は、総頁80ページの薄いものでした。
お手本にしたのは、一番最初の頃の「このミステリがすごい!」。
村上知彦さんが編集した「みんなのマンガ」(毎日新聞社。1997)も参考にしました。


その後、評論を増やしたり、インタビュー、対談などを充実させたり、
「試し読み」(最初は8p、次の年は丸々一話掲載)などもしたことがあります。


「試し読み」を思いついたときは、ベストテン作品が実際に読めるというのは
これは面白い!と思ったのですが、
その後、ネットで各社が第一話の「試し読み」を始め、
ページ数も取ることだし、「フリースタイル」の特集にすることも決まっていたので、
結局、この試みは2008年版〜2010年版で終了することにしました。


アンケートも、2012年版まではベスト5で、各自の持ち点15を、最高点7点という上限をつけて、
自由に割り振れるということにしていたのですが、
その後、ベスト10にし、配点は傾斜配点(1位が10点、2位が9点…)としました。


本来はこういう変更は度々しないほうがいいとは思うのですが、
「マンガの年刊ベストもの」という、これまでにない、というか、長続きしなかったことを
どうにか続けていきたいと思ってやっているわけなので、
毎年、より良いものを、と思い、この9年間やってきたつもりです。


とまあ、柄になくしみじみした気持になってはいますが(年末だから?)、
今年も面白いものになったと思いますので、どうかお近くの書店、
もしくはネット書店などでお買い求めいただけると幸いです。


それではみなさんよいお年をお迎え下さい!




フリースタイル24

tamotsu_yoshida2013-12-01

「フリースタイル24 特集:テレビCMの時代 小田桐昭インタビュー」が、
発売になりました。(公式には11月27日発売)


前号には「9月25日」発売とあるので、2か月も遅れたことになります。
一回休みなのでは?と思われた方もたくさんいたかもしれませんが、
なんとか出ました。ご心配をお掛けし、反省しております。


さて、今号の特集は、「テレビCMの時代」と題し、
草創期からテレビCMに携わってこられた元・電通クリエイティブ・ディレクターの
小田桐昭氏のインタビューです。
広告界では超有名人で、「元・電通」なんて付ける必要はない人なのですが
(鏡氏曰く「広告界の長嶋茂雄」だそうです!)、
テレビCMというものがどうやって作られるようになり、
それがある意味、なぜ日本独自のものとなっていき、
あれほど面白かったのか、その理由がよくおわかりいただけると思います。


ちなみに今回のインタビューアーは鏡明氏。
奇しくも、前号の「鏡明特集」の攻守交代というかたちになりましたが、
逆に「広告業界鏡明氏」の姿も見えてくると思います。
そういう意味では前号の続きとも言える内容かもしれません。


小西康陽さんのインタビュー連載「お会いしたかったんです。」のゲストは、
ザ・コレクターズ加藤ひさしさんと古市コータローさんです。
いわゆる音楽誌では絶対に話すことがないであろうことを語っていただきました。
必見です。


もうひとつのビッグ連載「山田宏一の映画教室」は、「聖林=ハリウッド」問題の完結編。
内容はもちろん面白いのですが、個人的には、山田宏一さんの文章の「技」のアクロバット的展開に唸りました。
これが文字を読む快楽です。


矢吹申彦氏の新連載「文人ごはん」が始まりました。
イラストレーターであり、無類の食通であり、レシピ集を出すほどの料理人?である矢吹氏が
文人」たちの「ごはん」を、イラストと文章で、本当にうまそうに描いてくださっています。
ご一読を!


「The Talk of The Town」では、ばるぼら氏、仲原達彦氏が本誌初登場!


本誌名物「one,two,three!」も益々快調!



「いまの日本で最高に面白い雑誌だ」と、作っている自分は思っていますが、
もっと「最高」にするためにも、皆さんの御意見を頂戴いただけると幸いです。



*お近くの書店で探される場合はこちらを。
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=214958743574071787397.0004a3ea78900ce3c9495&mid=1356066063


日本全国どの書店でもお取り寄せできますが、
もしお近くに書店がない場合などamazonでもどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4939138690/


あ、次の「フリースタイル25 特集:THE BEST MANGA 2014 このマンガを読め!」はただいま編集中!
今年中に出ますよ。お楽しみに!


フリースタイル23、本日発売!

「フリースタイル23 特集:鏡明」が本日発売になりました。


今号はなんと「鏡明・特集」!


小誌の21号まで「マンハントとその時代」という雑誌論の連載をしていただいていた鏡氏ですが、
ぼくがお会いするまえに思っていたのは、やはりSF作家で評論家という感じでした。
(というか『シンボーズ・オフィスへようこそ!』の人という感じだったかもれない)
それが、長年おつき合いさせていただくうちに、
じつは「岡田英明」という名前でロック評論をしていたことや、
ポパイの全盛期にライターとして深く関わっていたことを知りました。
電通の役員だったし、きっと広告でも業績を残しているんだろうとオボロゲに思っていましたが、
どうも、「鏡明」という人は、あまりに多面的活躍のため、
全体像がわかりにくくなっているのではないかと思い、本企画を考えました。


マンハントとその時代』を単行本にするにあたっての前哨戦でもありますが、
小鷹信光氏や大森望氏などにも寄稿してもらって、かなり面白い特集になったのではないかと思います。


小西康陽さんのインタビュー連載「お会いしたかったんです。」のゲストは、
数々のアイドル歌手の「仮歌」をやってらしたミュージシャンの広谷順子さんです。
歌を覚えるために「仮歌」というものが作られることにまず驚きました。
歌というのもののバックグラウンドを知る上で貴重なインタビューになっていると思います。


もうひとつの小誌の誇るビッグ連載「山田宏一の映画教室」は、ハリウッド成立の謎に迫っています。
山田宏一節に酔いつつ、時間と空間を彷徨う快楽を楽しんでいただければ嬉しいです。


「The Talk of The Town」では、本誌初登場の、蔵前仁一氏、椎根和氏のエッセイもいいですよ!


(これはいつものアレですが)
*お近くの書店で探される場合はこちらを。
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=214958743574071787397.0004a3ea78900ce3c9495&mid=1356066063


日本全国どの書店でもお取り寄せできますが、
もしお近くに書店がない場合などamazonでもどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4939138674/


「内容益々充実」と自負しておりますが、
書店で見かけられた際は是非ともご覧になってください。

フリースタイル21

tamotsu_yoshida2012-12-14

「フリースタイル21 特集:THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!」が出来上がってきました。


都内のごく一部の書店では明日くらいから売っているかもしれませんが、
これはあくまで例外で、
基本的には19日に取次搬入。
20日か21日に書店入りということになるのではと思います。


今号は、やや特別で、通常号より取扱店が多いのですが、
「フリースタイル」は少年ジャンプじゃないので、
やはり「確実に」手に入れたいと思われるようでしたら、
小誌の定期店でご購入されることをお勧め致します。


【フリースタイル定期店リスト】
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=214958743574071787397.0004a3ea78900ce3c9495
(念のため、電話で在庫の有無を問い合わせられるのをオススメします)



このマンガを読め!」も、ムック時代から数えると、これで9冊目。
(大げさですが、歴史としては、「フリースタイルよりも古いのです)


このマンガを読め!」という単独のムックを出したのは2005年版からです。
ということは、2004年の12月に初めて刊行したわけになるのですが、
あれから8年も経ったのかと考えると、なかなか感慨深いものがありますが、
来年の10周年に向けて、これからも頑張っていこうと思います。




フリースタイル20

フリースタイル20

今月17日に、「フリースタイル20」が発売になることが決定しました。


実際に編集作業をしていたときは、正直言って、
別になんの感慨もなかったのですが、
こうしてほとんど僕の手を離れてみると、シミジミとした気分になってきました。


2005年6月に創刊し、7号から8号と二年近くのブランクもあり、
いまもって順風満帆とは言えない雑誌ではありますが、
こうしてなんとか20号を迎えられたことは、
やはり喜ばしいことなんだと思っています。


さまざまな理由はあるものの、いまは雑誌が売れない時代です。
売れない時代だということは百も承知で、
だからこそ、うちが雑誌をやってやろう、と思ったというのもあったのですが、
皆様のおかげでこうして20号を迎えられました。
目出度い限り、といま改めて思ってたりもします。


また30号40号、そしてなんとか100号くらいまでは出したいものですね。


今後とも「フリースタイル」をよろしくお願い致します。

フリースタイル20 映画をつくろう! /松本大洋、「侍」を描く!

フリースタイル20 映画をつくろう! /松本大洋、「侍」を描く!

アルバイト募集!

【アルバイト募集!】



仕事の内容は雑誌や単行本の「編集補助」。

僕の手伝っていただける方を募集しています。

勤務地は下北沢(駅から徒歩1分)。

勤務時間は月・水・金の週3日、勤務時間は13:00~18:00。

年齢性別学歴不問。

ただし、時給は安いです(すみません!)。

しかも交通費も出ないので、出来ればお近くに下北沢周辺にお住まいの方を希望しています。


もしこんな条件でもいいから、うちで働いてみたいという方がいらしたら、
小社まで履歴書をお送りください。


〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-5-10 第5マツヤビル3F
フリースタイル

まで。

ちくさ正文館と三谷幸喜さん


「フリースタイル19」、名古屋のちくさ正文館の週間ベストセラーの第8位だったようです。
中日新聞7月19日号)


森卓也さんが、新聞の切り抜きを送ってくれました。


それと、朝日新聞の連載「ありふれた生活」で三谷幸喜さんが、
都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版』を取り上げてくれました。


http://www.asahi.com/news/intro/TKY201207190214.html


『黄色い部屋は〜』は、あっという間にamazonでは品切れ(来週には入ると思います)、
書店からも注文の電話がたくさん来ました。


ネット時代とはいえ、やはり新聞の影響は大きいですね。



フリースタイル19 文化とは何か(大人の雑談)

フリースタイル19 文化とは何か(大人の雑談)

黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版

黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版