宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』

tamotsu_yoshida2017-07-31

宮谷一彦さんの伝説の名作
『ライク ア ローリング ストーン』が
明日、8/1に発売になります。
http://webfreestyle.com/shop/books.html#14


「この単行本の初刊行によって、ようやく日本マンガ史に開いた大きな空白がほぼ半世紀ぶりに埋められることに
なります。これは大きな事件です」
中条省平宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』帯より)


この中条省平氏の言葉に尽きるかと思いますが、若干補足しておきますと、
激動の60年代末から70年代にかけて、凄まじいスピードで
「あの時代」を駆け抜けていった〈伝説の漫画家〉宮谷一彦
氏の代表作『ライク ア ローリング ストーン』が、雑誌(『COM』)発表から約半世紀の時を超えて、初の単行本化です!
(併録作品の『白夜』も初単行本化)


ということになるのでしょう。


約半世紀も経ってしまうと、待ちに待っていた人も、ほとんど諦めかけていたのではないかと思います。


劇画と大友克洋以降のあいだの大いなるミッシングリンクだと思います。
(この作品も、そして宮谷一彦という漫画家も)


「フリースタイル36」は宮谷一彦特集なのですが、
諸般の都合で遅れています。


こちらも面白い内容になると思いますので、
どうか楽しみにしていてください。

ライク ア ローリング ストーン

ライク ア ローリング ストーン

フリースタイル34と『唐獅子株式会社』

「フリースタイル34 特集:THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め!」と、
小林信彦コレクション第二弾『唐獅子株式会社』が
来る「12月26日」に発売になります。


是非とも店頭でご覧いただければと存じます。
(早く入荷があったところもあるようですが、遅いところでも26日には入荷すると思います)


2016年もそろそろ大詰めです。
もう一週間しかありません。


今年はほぼ毎月、単行本か雑誌のどちらかを最低一冊出すつもりでしたが、
結局、雑誌3冊、単行本2冊、という結果に終わりました。


他社の仕事で、『谷口ジロー画集』(小学館)もぼくが編集しましたが、それを入れても6冊で、
予定の半分のことしか出来なかったことになります。


まずは遅れているアレやコレらを、
なんとかこの年末年始に発売までのスケジュールを立てたいと思っています。
必ず出ますので、どうかお待ち下さい。


それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。



フリースタイル34 特集「THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め! 」

フリースタイル34 特集「THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め! 」

唐獅子株式会社 (小林信彦コレクション)

唐獅子株式会社 (小林信彦コレクション)

フリースタイル33 森卓也インタビュー

tamotsu_yoshida2016-11-07

「フリースタイル33 森卓也インタビュー」が発売になりました。
(今号も遅れてしまい、申し訳ありません!)


この春に出版された森氏の驚くべき大冊『森卓也のコラム・クロニクル』(トランスビュー)を受けてのことでしたが、
森氏がめでたく本年度の「文化庁映画功労賞」を受賞されたので、
急遽、受賞記念ということにもなりました。


長いあいだ森氏には本誌「one,two,three!」でお書きいただいていますが、
じつは実際にお会いしたのは今回が初めて。
(電話ではもちろん話したことはあるし、石上三登志さんからもお話をよく聞いていたので
すっかり会ったことがあるように思ってましたが)


森氏はいまでも「面白い」と思ったもののためなら、東へ西へ向かってらっしゃいます。
(そのためには名古屋近郊在住というのは便利なところのようです)


ただし、これは森氏にとっては地理的なこと以外でも同じで、
映画や本、芝居、笑芸、テレビドラマなどなど ジャンルを飛び越えて面白がる人でもあります。


森氏はある意味本誌にとっての「理想のおじさん」なのではないかと思いました。


フリースタイル33 森卓也インタビュー

フリースタイル33 森卓也インタビュー

tamotsu_yoshida2016-06-20

「フリースタイル32 60年代ポップ少年(鏡明×亀和田武)」が、
6月22日頃に発売になります。

今回は丸々1号をスキップしたかたちになり、申し訳ありません。

というわけで、
「フリースタイル」も創刊してから早11年。
(途中休んでいたときもありましたが(笑))


ただし、季刊なので、号数も大した数字ではなく、10周年のときになにかしたわけでもないので、
いまさら記念号というわけではないのですが、今号は気合いが入っていますよ!


小誌が(実はこっそり)大自慢している強力連載陣が勢揃いし、SPEECH BALOONや
THE TALK OF THE TOWNも大充実の内容だと自負しています。


あとは発売日され守れれば……、と最近とみによく言われますが、
次号からは発売日厳守の姿勢で挑みますので、どうかお許しください。


これで32号です。
12号までは、「フリースタイルの“11月号”の在庫はありますか」などと言われ、口惜しかったのですが、
それがいまや「日」までも越えてしまいました。


今度は、いつまで続けるのか、ということを言われそうですが(笑)、
「いつまでもあると思うなナイアガラ」の名言が指し示すように、
雑誌なんてものは、いつなくなってもおかしくはないのです。


それもこれも読者の皆様次第というところもありますので、
今後も「フリースタイル」をどうかご愛顧いただけますよう
改めてどうぞお願い申し上げます。

フリースタイル32 60年代ポップ少年

フリースタイル32 60年代ポップ少年

小林信彦コレクション

例によって発売が遅れましたが(すみません。。。。)、
小林信彦コレクション『極東セレナーデ』が、
3月20日に発売になります。


二巻目は『唐獅子株式会社(全)』というのは、
雑誌「フリースタイル」にも書いてしまったのでいいのですが、
「「小林信彦コレクション」が全何巻になるのか」、
次に出る巻くらいはお知らせしますが、
次の次の巻は何かのか、ということは
一切「秘密」で、このコレクションはやってみたいと思います。


というのは、主に自分自身に心当たりがある話なのですが、
例えば「全20巻」で、ラインナップはこんな感じ、
とあると、急にお腹がいっぱいになって、読んだ気になってしまいます。


あと、小林信彦氏の著作は膨大なので、
ラインナップを見せた途端、
「あれがない」「これがない」
と言われるのを避けたいと思っているためです。


もうひとつ。ぼくはいまの若い(新らしい)読者に、
小林信彦氏の作品に、一冊ごとに、驚きをもって接してもらいたいというのもあります。
小林信彦氏の「新刊」を読むように、一冊ずつ楽しみにしてもらえたら、
と思うのです。


ともあれ、小社としては大企画「小林信彦コレクション」はこれから動き始めます。

どうぞ楽しみにしていてください。


極東セレナーデ (小林信彦コレクション)

極東セレナーデ (小林信彦コレクション)

フリースタイル31

「フリースタイル31 THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」、
予定通り、12月18日に発売になりました。


執筆者の方方にも、「びっくりしました」という連絡を受けたほど(笑)の早業だったわけですが、
まあ、たいへんでした。
体はボロボロ。これまで痛くなったところがないところまで痛くなりました。


今後はこういうことのないように、きちんと「季刊」ペースを守っていきたいと、
誓いを立てたほどです。


ともあれ、2015年のフリースタイルの出版活動はこれで終了。
かなりの点数が来年にこぼれてしまった感じですが、
今日(12月22日)という日を迎えてしまったからには、
どうにもなりません。
(たとえ、これから印刷しても発売は来年になるのです)


来年は、まず「小林信彦コレクション」から始まると思います。
山田宏一の「映画教室」、鏡明マンハントとその時代」(仮)、
小西康陽の「お会いしたかったんです。」などなどが発売になると思います。
(去年も同じことを言っているような気がしますが。。。)

来年は最低でも月1冊、計12冊の新刊は出したいと思っています。

こんなペースで本を出したことはないのですが、
ずっと進めているものもあるので、きっと大丈夫。

楽しみにしていてください。


それでは少し早いですが、皆様よいお年をお迎え下さい。
(フリースタイルは28日まで営業予定です)





しかしAmazonは帳合変更になって、入荷が極端に遅くなったような気がします。
お近くの書店か、他のネット書店をご利用いただけると幸いです。

フリースタイル30と『枕の千両』とそして、フリースタイル31

12月1日に、「フリースタイル30 小林信彦さんに会いに行く」と
山上たつひこ『枕の千両』を同時刊行しました。


それから、これは12月18日になるのですが、
「フリースタイル31 特集:THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」が
発売になります。


なんの巡り合わせか、ひと月以内で3冊も本を出すことになり、さすがに疲労困憊ですが、
小林信彦コレクション『極東セレナーデ』と
鏡明マンハントとその時代(仮)』を年内に校了予定でもあったりします。


今年は、3月に山上たつひこ『光る風』、
5月に「フリースタイル29 「Hanako」創刊編集長 椎根和の雑誌づくり」を出しただけなので、
これまでの「ツケ」が回ってきただけなのですけどね。

ともあれ、こうして本が出るのはいいことで、
自画自賛ですが、どの本や雑誌も自信作です。
面白さは保証しますので、
皆様どうか宣伝してやっていだければ幸いです。



フリースタイル30 小林信彦さんに会いに行く

フリースタイル30 小林信彦さんに会いに行く

枕の千両

枕の千両